みなさんは、不安や心配な事が頭から離れないときはどうしてますか?考えないようにしようと思っても、気がつくと考えてしまって頭から離れないときは誰にでもあると思います。そんなときにも対処法を知っていれば役に立つかもしれません。今回は、不安や心配事が頭から離れないときの対処法を紹介したいと思います。
『不安や心配事を克服するプログラム』
このプログラムは紙を用意して進めてみてください。書くということは、頭の中を整理することに役立ちます。
① 嫌なことが頭から離れない時は、まず、頭の中で起こっているできごとや、それについて考えている頭の中に浮かんでくる声を書き出してみましょう。
② 書き出せたら、書き出したことを眺めてみましょう。そして、そのことがらについて次の質問をしていきます。
Q1.その考えは、事実に基づいていますか? YES・NO
(100%そうなるといいきれますか?)
Q2.その考えは問題解決に役立ちますか? YES・NO
Q3.その考えは長期的な目で見て、自分や相手にとって役立ちますか?
YES・NO
Q4.その考えや感情は、相手や自分との関係をよくするのに役立ちます
か? YES・NO
Q5.その考えは望ましい結果や気分をもたらしますか?
YES・NO
③ 5つの質問のうち、3つ以上NOがあるなら、望む結果を手に入れるために考え方をチェンジしてみましょう。5つの質問のNOと答えた部分をヒントにして考え方を書き直してみましょう。
例 100%そうなるとは限らないのだから…今できることをしよう
④ もし、うまくいくとしたら、どのような考え方をして、どのような行動をして、どのような結果を手に入れたいでしょうか。考えて書き出してみましょう。

この方法はサイモントン博士が、ガン患者の辛い精神状態を克服するためにつくりだしたサイモントン療法を参考にしてアレンジしたものです。ガン患者だけでなく、もっと多くの場面での心配事や不安を克服するために役立つと思います。
例えば、先日私の息子が入院して、あまりにも心配して私は3日間泣き崩れていましたが、いつまでも悲観的になって泣いていても事態は好転しないと思い、この方法を自分に試しました。事態が悪くなるとは限らないと自分に言いきかせて、思いつく限りの自分にできることをしたのです。
このように、自分の病気や身内の病気などで絶望したり悲観的になっているときには、その気持ちに打ち克って良いイメージを持って前向きに取り組むために役立てることができますし、病気以外の不安や心配事にも対応できると思います。
また、子どもたちなら、スポーツの試合や練習のとき、または試験などでのうまくいっていないときは、そのときの気持ちを書き出してみて、それに対して5つの質問をしながら、気持ちを切り替えていくことを身につけることもできます。先に状況を想定して対処法としても活用できます。ネガティブな思考に捕われてしまったときに、切り替える手段としてお使いください。
