実りの秋がやってきました。秋は、運動会やコンクール、部活動の新人戦、模擬試験など、自分の実力を試す機会が増えてきます。そんなとき緊張してなかなか普段の練習や勉強の成果を出せない人のために、心を強くする方法を紹介します。なんと9割近くの子どもたちが、緊張して実力がだせないことを不安に思っています。どんなときでも、自分で心をコントロールできることを知ると、子どもたちは自分に安心できるようです。そして自分への自信にもつながります。親子で心を強くする方法を共有してみてください。
心を強くする『心の声』
① どんなときに緊張するのか、緊張する場面をそれぞれ考えてみよう。
② それぞれの緊張場面を思い描いて、そのとき、声になっていない『心の声』は何と言っているか、心の声に耳を傾けてみよう。
例 「どうしよう 失敗したら…」
③ 緊張しているときの、心の声を書き出してみよう。それぞれ心の声をみんなに発表してみよう。緊張しているときの心の声に、共通点は見つかるかな?
※ 緊張するとき、心の声はマイナスに傾いているよ!
※ 状況が緊張をもたらすのではなく、その状況での『心の声』が心を弱くもするし、強くもしているよ!

④ みんなが出してくれた心の声を、プラスの言葉にするとしたらどんな言葉になるか考えてみよう。正解はひとつではなくて、沢山あるから、みんなで考えてみよう。
⑤ たくさん集めたプラスの言葉の中から、自分に一番パワーをくれる言葉はどれか、選んでみよう。
心の声がどのくらい自分に影響しているのか、実験で確かめてみよう!
⑥ まず、準備の実験です。2人組になって、一人が手をグーにして、腕に力を入れてみます。もう一人は、どれくらいの力が入っているか両手で押して確認してみます。
⑦ 次に同じ人が、今度は指の先からスペシウム光線がまっすぐ出ていることろをイメージしてみます。イメージできたら、もう一人は、さっきと同じように両手で押して、力がどのくらいかを確かめてみます。
⑧ 次は、スペシウム光線が出ているところをイメージしながら、マイナスの言葉を言ってみます。力はどうなるか、両手で押して確かめてみよう。
⑨ 今度は、スペシウム光線が出ているところをイメージして、プラスの言葉を言ってみます。両手で押して、マイナスの言葉のときと、パワーはどれくらい違ったか比べてみよう。
⑩ 役割を交代しながらやってみよう。そして、みんなで違いを話し合ってみよう。
※ 実験がうまくいくいと、プラスの言葉では力が発揮できたけど、マイナスの言葉では力が発揮できないことが確認できると思います。
難しい理屈はわからなくても、マイナスの言葉が自分からパワーを奪ってしまうことは、身体で確認できると思います。子どもたちにこの実験はとても興味深く、インパクトが強いようです。このプログラムは、いじめ防止のためにも活用することができます。マイナスの言葉が、自分のパワーを弱め、心も身体もどんどん弱めていくことを知ると、子どもたちは自分のために、プラスの言葉を使いたいと思うようになります。人に対して言った言葉でもマイナスであれば、相手だけでなく自分のパワーも弱めてしまうことを知ると、今まで人に言っていたマイナスの言葉「バカ、キモイ、ダメ」などを、使うのを止めるようになります。緊張場面だけでなく、日常のいろいろな場面で使う言葉を、プラスとマイナスに分けて、自分のためにプラスの言葉を使ったほうがよいということを、伝えてあげてください。
