我が子の心を健全に育てたいと思うのが親心だと思いますが、なかなか具体的な方法を知る機会は少ないと思います。このコーナーでは、親子で楽しみながら目に見えない心について考えたり、心のことを理解したり、心と上手くつきあえるような遊びを紹介したいと思います。1回目の遊びは、『気持ちのお絵かき』です。絵を描くというと、どうしても「うまく描かなければ」という気持ちが芽生えて、形やできばえにこだわってしまいますが、この遊びではうまく描くことが目的ではないので、絵をコミュニケーションのツールにしながら楽しんで描いてください。紙は、チラシの裏でもコピー用紙でもなんでもかまいません。描くものもクレヨンや色鉛筆やペンなどなんでもいいのですが、色があるほうが楽しくできます。
気持ちの絵を描いてみよう
① 嬉しい気持ちって絵にするとどうなるかな。一人一人違っていいので自由に書いてみよう
② 悲しい気持ちは絵にするとどうなるかな。
③ 怒った気持ちは絵にするとどうなるかな。
④ 他にどんな気持ちがあるだろう。みんなで考えてみよう。
⑤ 今の気持ちの絵を描いてみよう。
⑥ できたらじっくり眺めてみよう。見えない気持ちを絵にしてみたら、どんなことを感じるかな。どんな気持ちも大切な気持ち。否定しないで大切にしてあげよう。

怒りや悲しみなどの感情は、排除してしまいがちですが、本当は感じることがいけないのではなくて、感じたときにどのように対処するかが大切なのです。ネガティブな気持ちは否定してしまってもなくなるわけではありません。むしろ適切に表現して共感してもらうことで、はじめて軽減したり、大切なメッセージに気づくことができるのです。お子さんがネガティブな感情に苦しんでいたら、否定する前に一度受け止めて、それから本当はどうしたいのか聴いてあげて欲しいと思います。ここで描いた絵はどの絵も大切に受け止めてください。
また、ネガティブな感情を抱いた時に、どのような対処法があるのかを伝えることも大切です。方法はいろいろありますが、気持ちを絵に描くことで表現しながら、イライラやムシャクシャをスッキリさせることもできます。誰も傷つけずに自分の感情をコントロールする方法を、楽しみながら伝えてほしいと思います。
