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不安や悩みを乗り越える!

なかなか選手になれないな」
「自分は上達しているんだろうか」
「ミスやエラーした後は、焦ってしまってどうしていいかわからなくなる」

など、日々の野球の練習や試合に対して不安に思っていることや悩みはないでしょうか?
 不安や悩みを持つのは人間として当然のことですが、そのままにしておくと練習や試合でも障害となって足を引っ張ることにもなりかねません。けれども、ちょっとしたコツで不安や問題も乗り越えやすいものに変えていくことができます。今回は、誰でも簡単にできる『言葉のフォーマット』を変えながら、心も前向きに切り替えて、さらに問題や不安も乗り越えられるプログラムを紹介します。


■やってみよう!

①~⑥の流れで進めて行きます。ワークシートを使うといいでしょう。

① 「今の自分が野球の中でできていることは何か?」という質問を自分に問いかけてみましょう。どんな小さなことでもかまいません。例えば、「練習に参加できている」「ときどき試合に出してもらえる」など思いついたことをだんどんあげて書き出していきましょう。出来てないことではなく、出来ていることにまず目を向けてみるのです。

② 次に「野球の場面で達成したい目標は何か?」という質問を自分に問いかけましょう。パッと思いつくことを書いてみましょう。5秒で書いても1週間悩んで書いても結果は同じです。

③ みなさんの野球での悩みは何でしょうか。
・ バッターボックスで緊張してしまう
・ ミスすると焦って冷静でいられなくなり、気持ちを切り替えるのが難しい
・ 選手になれない
・ 技術が上達しない
・ 声出しがうまくできない
・ リーダーシップがとれない
・ 判断力に自信がない
・ 集中力が途切れてしまう
・ やる気が持続しない
・ 指導者が怖い

 など、人によってさまざまな悩みもあると思います。「自分の悩みは何か?」と自分に問いかけて、思いつくまま箇条書きに書き出していきましょう。

④ 書き出せたら、書き出した内容を一つずつすべて「どうしたら~できるか?」という言葉に書き換えていきます。

・ どうしたら打席に立ったときにも緊張せずに実力を発揮し、打率を上げられるか?
・ どうしたら選手になれるか?

というようにです。
ここで、もっとパワフルで効果的な方法は、「どうしたらチーム一~になれるか」「どうしたら、この地域で一番の~になれるか」「どうしたら日本一強い~になれるか」というように「~一」という言葉を入れると、もっとポジティブでワクワクするような質問に書き換えられます。

⑤ ④で書いた「どうしたら~できるか?」という質問を自分に問いかけていきます。そして、浮かんできた答えをどんどん書き出していきましょう。例えば
・ 打率を上げるために特訓をしてみる
・ 試合で実力が出せるメントレを毎日試してみる
というようにです。

⑥ 「これからの半年で何が主な成果としてつくりだせるか?そして、それを~までに~を達成することによって~(ほしいインパクト)となるというかたちで表現してみるとどうなるか?

⑦ 目標達成のために何をするか?今から1ヶ月以内に自分に起こすインパクトは何か?

⑧ 書いた答えを眺めてみましょう。そして、実行に移すためにできることを具体的にしていきます。具体的にしていく手法には、今まで紹介したウェビングや夢実現プロジェクトなどを活用するとさらにいいと思います。

 やってみてどうでしたか?問題であるとこになんとなく気づいているけどそのまま放置しておくのと、問題点を認識し、改善に向けて行動していくのでは、成果や結果にも大きな違いがでてきます。多くの場合は、問題であることすらはっきりと自覚できていないで放置されているのではないでしょうか。
 今回紹介した方法は、野球以外の悩みにも活用できる方法です。夢を実現するためにも、人間関係を今よりももっとよくしていくためにも、もっと成績をあげていくためにも、いろいろな場面で活用できます。


■指導者のみなさんへ

 今回のプログラムは、大橋禅太郎さんの著書『すごい会議』の中で紹介されている手法を応用したものです。『すごい会議』の手法では、さらに、言えなかった問題、言いにくい問題、言ってはいけない問題は何かを問い、そこから出てきた答えをまた、「どうすれば~できるか?」に書き換え、さらに、『真の問題葉何か?』という質問をして、顕在化されていない潜在的な問題にまで焦点を当てていきます。シンプルな手法ですが、この手法を使うと、本当の問題が見えてきます。
 私自身もこのフォーマットと流れを活用することによって、会議ではなく自分の抱えている問題もパワフルに改善し、素晴らしい結果に導いてくれることを発見しました。さっそくこのフォーマットを用いてある先生に試してみたところ、自覚されていなかったさまざまな問題もどんどん解決できることがわかりました。
 例えば、「子どもたちが自分で考えて動けない」と思っていたことに対し、「子どもたちが自分で考えて動きにはどうしたらいいか?」というフォーマットに変えてみると、「自分で考えるような発問を多く取り入れてみたらどうか」という答えが浮かんできたそうです。また、「苦しい状況に追い込まれるとパニックになってしまう子どもが問題だ」と思っていたことに対しては、「どうすれば、彼がパニックにならないようにしていくことができるか?」という言葉のフォーマットに変えたら、「言葉がけを肯定的に変えていくようにしたらどうか」という答えが自ずと浮かんできたといいます。今までは、「問題である」でとまっていたことがらが、解決するための行動を導き出すところまで変化したのです。子どもたちの指導に対してもこのように活用することができます。
 子どもたちの問題を乗り越えるサポートのためにも、自分自身の指導をよりよくしていくためにも、ご自身の自己実現への手がかりとしても幅広くご活用いただければと思います。

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2010年6月 2日 22:05に投稿されたエントリーのページです。

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