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とっさの時の対応

 大きな感情は、突然やってくることがあります。言われたくないことを急に言われてしまうこともあるでしょうし、事故のようなトラブルに巻き込まれてしまうことだってあるかもしれません。そのような緊急のときに、冷静さを取り戻す方法を知っていると便利です。

呼吸法→今月のプログラム2005.11月へジャンプ
 呼吸は感情と深く結びついています。不快な感情を抱いたりストレスを感じたいる時の呼吸は、浅くて速い、もしくは呼吸が乱れていたり、人によっては止めていることさえあります。過呼吸という症状などもありますが、このことからも感情と呼吸がつながっていることが分かるでしょう。これに比べてリラックスしていたり、冷静な場面ではゆっくりと深い呼吸をしています。このことを利用して、呼吸の面からも感情をコントロールすることができるのです。
 よく落ち着かせたい時には深呼吸してなどといいますが、まさにこれです。とっさの事態や困ったときは、まず深呼吸をしてみることをお勧めします。身体の方から冷静さを取り戻す状態がつくれるからです。また、日頃からゆっくり深い呼吸を繰り返していると、感情がぶれないでいる体と心になっていきます。私自身も悲しみを感じやすいという状況から脱却するために、3ヶ月間ぐらいは毎日電車の中や、お風呂の中で繰り返していました。お腹に吸った空気を入れるように意識しながら繰り返し行うことをお勧めします。

チャンネルの切り替え
 嫌な感情に気がつくとスイッチが入ってしまう人は、チャンネルを切り替える方法をお勧めします。テレビで恐い場面があったら、チャンネルを換えるのと同じように、嫌な感情がONになってしまったら、あらかじめ用意しておいた心地よいチャンネルに切り替えるのです。同時に2つを感じることはできないので、感情も切り替えることができるのです。用意しておくチャンネルとは、例えば今までで一番嬉しかった場面や一番好きな場所などを思い出しておいて、すぐにその場面が思い出せるように目印であるサインを自分の指などを利用してつくっておきます。ちょうど野球などのスポーツでサインによって相手に伝えるようなイメージのサインを自分で決めておいて、それをチャンネル代わりに使います。嫌な気分になる前に、場面と指サインを決めておき、その指サインで場面を思い出すように何度か練習して、自分のなかに回路をつくっておくようにします。あなただったらどんな場面に切り替えたいですか?

モードの切り替え
 対人場面でも感情が大きく揺さぶられる時があります。挑戦的な言葉を投げかけられたり、けんかを売られるというような場面です。そこまでいかなくても、無視されたり期待していた反応が返ってこないときにも感情はゆさぶられるかもしれません。そのようなときは、自分も攻撃的になったり、もしくは卑屈になって対応してしまうことがあります。どちらにしても良い対応ではなく、関係は改善されないままです。このようなときに自分の切り替えるモードを持っていてスイッチすることが効果的です。
例えば、私は優しいモードや面白いモードを使うことが多いです。やさしいモードは、心が丸くやわらかい感じをイメージして接します。とげとげしたモードになっているときにはお勧めです。相手を攻撃するのではなく、そんな相手をもやさしく包み込むイメージを持って切り替えます。面白いモードとは、ユーモアという視点をそこに加えてみることです。深刻な場面でも、見つけようと思えば何かしらのユーモアを見つけることが出来ます。例えば「このシーンはドラえもんのジャイアンみたいだ」というようにです。もう一つ、冷静沈着問題解決モードに切り替えることができます。これらの3つのモードが、行き詰った場面でも打開策のヒントを与えてくれるのです。

心のポジションの切り替え今月のプログラム2006.4月へジャンプ
 心の4つのポジションがどこにあるかで、感情も変わってきます。とっさの場面では心のポジションは大きく動いています。そのことに気がついて、ポジションチェンジを意識します。

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自分を責めているのであれば、「自分は精一杯のことをしたんだから、大丈夫!」と自分に肯定的な言葉をかけ、相手を責めているのであれば、「相手にもそのように感じ行動する理由があったに違いない」というような相手を理解する言葉を自分の心でつぶやきながら、相手にとっても自分にとっても納得のいく答えを見つけ出していこうという気持ちに切り替えていきます。これを切り替えるのと切り替えないまま感情に振り回されて動くのでは、得られる結果とその後の関係性に大きく影響がでてきます。誰だって、理解されたいし、もっといい関係になったほうが心地いいはずなので、まずは自分の心を変えていきましょう。その心は相手にも伝わるはずです。

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2006年7月20日 06:17に投稿されたエントリーのページです。

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