まずお話したいことは、伝説のFAである友人『つるちゃん』の話です。つるちゃんの伝説の1つは、人の20倍の売り上げていたことなのです。どうやって人の20倍の売り上げを出していたのかというと、つるちゃんが言うには、フォーカスが人とは違うというのです。何にフォーカスしていたのかというと、すべてのお客様を好きになること。大好きになったお客様を幸せにして帰すということなのです。人は好きになられると、自分の居場所ができるそうです。お客様の居場所をつくり、そして、お客様にとっての本番を共有することだと言っていました。お客様にとって商品を購入するときが本番なのではなく、商品を着て、どのようなシーンでどのような幸せを感じたいのかを一緒に映像で見られるような会話をするそうです。例えばお客様が子どもの入園式で着る服をお探しなら、お客様がその服を着て満面の笑みで家族と幼稚園の門の前でお写真を撮っている姿を一緒に思い描いて、幸せを共有してお客様の幸せをもっともっと膨らましていき、幸せのかけらとして商品をお持ち帰りいただくのです。そうすると、お客様はただの洋服を買ったのではなくて、お客様の望む幸せをつるちゃんと一緒に共有し、HAPPYな時間を楽しんで帰られるそうです。そこにフォーカスすると、売り上げにフォーカスするよりも売れたということをつるちゃんが教えてくれました。
私が、この話を皆さんにお伝えしたのは、売り上げに負われて苦しみながら仕事をするのではなくて、視点を変えることで、お客様を幸せにすることを楽しみながらその結果として、売り上げもついてくるようなそんな仕事をしていただけたらいいなという想いからです。つるちゃんの伝説はまだまだありますので、また別の機会に紹介しましょう。
次にお伝えしたいことは、気持ちの違いが気づかないところで自分にどのような影響を及ぼしているのかということです。講演では2人組になって実験をしてもらいました。1人が『振りたくないけど振らなくてはいけないから手を振る』という気持ちで両手を横に振ります。もう1人は、どのような様子で振っているのかを向き合って両手をつなぎながら観察するのです。今度は、『振りたいから振る』という気持ちで同じように両手を振ります。もう1人は同じように向き合って観察します。役割交代して同じように実験した後、1回目の振りと2回目の振りはどこが違ったのかを話し合います。
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皆さんはどんな違いがあると思いますか?この実験は、私が全国の子どもたちから大人たちに行っている実験ですが、ほぼ100%違いが確認できる実験です。
1回目の振りでは、ふり幅は小さく、硬くてぎこちない振りになり表情もこわばっています。2回目の振りでは、ふり幅は大きくて、リズミカルに笑顔で楽しい振りになります。そして、この手の振りを日常に置き換えます。子どもたちなら、勉強や練習をどちらの気持ちでやっているのか?どちらの気持ちで取り組んだほうが成果があがりそうか?成果を上げている人たちはどちらの気持ちで取り組んでいるのかと聞きます。もちろん、私たちなら日頃の仕事や家事や育児に置き換えることができます。どちらの気持ちでやっていることが多いかということです。どんな人でも日常の約80%は作業になります。その80%をどちらの気持ちで取り組むかで、大きな違いが生じると思いませんか?
私がこの実験を皆さんに体験してもらいながら伝えたかったことは、自分の意思で気持ちを切り替えることができて、その切り替えができると、毎日の楽しさが変わってくるということです。『会社が売れと言っているから売る』と思うと、1回目の振りのように仕事は辛いものになるでしょう。でも同じ作業をするにも気持ちの切り替え1つで、2回目の振りのように楽しくて周りの人たちにまで楽しさが広がっていくぐらいのパワーに切り替えていくことができるのです。
どんなことでも楽しむことができれば、人生何が起きても怖くはありません。ミキハウスは私の家族です。大切な家族の皆様に、有意義な人生の時間を過ごして欲しいという願いを込めてこの体験を共有させていただきました。
次回は、自分にとっての仕事の意味と価値を探求する方法をご紹介したいと思います。