見方が変われば世界が変わる?

みなさんは、稲盛和夫さんの人生の方程式をご存知でしょうか?
   
成果=○○×○○×○○

さて、○○には何が入るのか考えてみてください。

答えは、能力と努力(情熱)と考え方が入ります。
ここからは佐藤伝さんの解説ですが
能力のレベルは1~10ぐらいあり、多くの人の能力は、4~6くらいはあるそうです。
努力のレベルは1~100ぐらいあり、多くの人は60~70%ぐらい努力しているそうです。それに比べて考え方は、プラスとマイナスしかありません。1日に人は4万から6万のことを考えているそうですが、多くの場合は90%がマイナスのことを考え、10%がプラスのことを考えているそうです。そして、能力と努力のレベルは上げようとするのに、考え方を変えようとする人も少ないそうです。
そして、人生の方程式は掛け算なので、どんなに能力が高くて努力しても、考え方がマイナスであれば、成果はマイナスにしかならないというのです。この10%のプラスをどれだけ上げていくことができるかで、成果も大きく変わってくるということなのです。

考え方を切り替えるのはリフレーミングというスキルのトレーニングによって身につけることができます。研修では実際にみんなで体験してもらいました。
例えば、あなたは短所と長所どちらのほうが多いですか?全国でこの質問をしていますが、どこに行っても短所が多いと答える人が圧倒的に多いのです。でも、答えは短所と長所の数は同じ数だけあります。なぜなら、ある性質にネガティブな意味づけをすれば短所になり、ポジティブな意味づけをすれば長所にもなるからです。
例えば、「のろま」はプラスの意味づけをするとどのように表現できるでしょうか?
「自分のペースをしっかりもっている」「落ち着いている」「慎重である」と言うこともできます。例えば、「ケチ」ならどんなプラスの意味づけができますか?「ものを大切にする人」「お金の価値を知っている人」「節約家」と意味づけることもできます。では、「怒りっぽい」はどうでしょうか?「エネルギーが高い」「それだけ本気で向き合っている」「自分に正直」「感情表現豊か」とも言うことができます。「のろま」で「ケチ」で「怒りっぽい」と自分のことを思っていれば、自信を持つことは難しいかもしれません。でも、「落ち着いていて、自分のペースをしっかり持っていて、節約家でエネルギーが高い自分に正直な私」なら、自信を持ってもいいと思いませんか?そして、同じことが自分以外の相手にも言えるのです。自分にとって苦手な人の性質を、プラスの意味づけで見てみると、少し苦手意識を和らげることができます。そして、この意味づけを変えるリフレーミングは、『出来事』に対しても同じことができます。自分にとって嫌なことも、意味づけを変えるだけで自分にとって素晴らしいものに感じることさえできるのです。
例えば、研修では練習として『予算が高い』ということを、どのようにプラスの意味づけをすることができるのかという課題で3人グループで考えてもらい、全体でシェアしました。出てきた答えは、「それだけ期待されているということ」「これを成し遂げれば、なんでもできる自分になれるということ」「それだけミキハウスのファンを増やしていけるということ」「それだけボーナスも出してもらえるということ」「それだけ出逢いも多いということ=良縁に恵まれる可能性が高まるということ」などがありました。さすがです。素晴らしいリフレーミング能力を発揮してくださいました。

少女パレアナというストーリーがあります。パレアナは11歳のときに家族を失います。家族も財産も何もない、残されたものは、お父さんから教えてもらった『喜びを見つけるゲーム』だけでした。どんなことの中にも喜びを見つけるというものです。そのスキルでパレアナは不幸な境遇を自分の力で幸せなものへと変えていきます。自分だけでなく、周りの人たちをも幸せにしていきます。そして、パレアナはなくてはならない存在になって、パレアナの絶体絶命のピンチをみんなが助けてくれて幸せになっていく物語です。私たちもこの『喜びのゲーム=リフレーミング』を使うことによってパレアナのように、自分も周りの人も幸せにしていくことができるのです。

みなさんには、山本よしきさんの『ピンチの裏側』という詩を紹介したいと思います。

神様は決してピンチだけをお与えにならない
ピンチの裏側に必ずピンチと同じ大きさのチャンスを用意してくださっている
愚痴をこぼしたり、やけを起こすと
チャンスを見つける目が曇り、
ピンチを切り抜けるエネルギーさえ失わせてしまう。
ピンチはチャンス
どっしりとかまえて、
ピンチの裏側に用意されているチャンスを見つけよう

見方を変えれば、すべては自分にとって役立つものに変えていくことができます。あなたなら、どんな状況を変えていきたいですか?

結果をつくり出しているものは何か?

みなさんは、自分の夢や目標を達成するときに一番必要なことは何だと思いますか?
3月の店長会議ではある実験をしてもらいました。体をねじる実験です。1回目は、「身体がきつくなるところまでねじってください」と指示します。そして、2回目の実験をする前に、らくらくとねじって、先ほどよりも10cm先、20cm先。30cm先までねじれているところをイメージしてもらってから、ねじってもらいました。結果がどのようになったのかは店長に聞いてみてくださいね。
ここでお伝えしたかったのは、結果をつくっているのは『自分の考えだ』ということなのです。
例えば、高い予算を伝えられたとき、「無理」「できない」「ヤバイ」と心の声が聞こえてきたら、あきらめや絶望感を感じたり、嫌々仕事をすることになり、結果も「やっぱり無理」な結果になります。でも、同じ状況で心の声を切り替えてみることもできるのです。「できる」「大丈夫」「やってやる」などです。プラスの言葉に切り替えられると、先ほどとはやる気や状態が違ってきて、できる可能性が高められるのです。
そして、言葉の影響の実験を実際にやって確かめてみました。


① 2人組みになって、Aさんが手を肩の高さに挙げて力を入れます。Bさんはその腕を押して、力がどのくらいかを確かめます。

② 次にAさんには、マイナスの言葉をたくさん言ってもらいます。「ダメ」「無理」「ヤバイ」「どうしよう」「できない」「もうお終いだ」などです。そしてBさんは先ほどと同じように腕を押して、先ほどと比べて力がどれくらい変わったのかを確かめます。

③ 次にAさんは、プラスの言葉をたくさん言ってもらいます。「大丈夫」「できる」「余裕」「楽勝」「まかせろ」などです。そしてBさんは先ほどと同じように腕を押して、先ほどと比べて力がどれくらい変わったのかを確かめます。

④ AさんとBさんの役割を交代して同じように実験してみます。

⑤ ①~③でどのような違いが生じたのかをペアで話し合います。


みなさんは、どのような違いが生じると思いますか?ほぼ100%に近い割合で実験の結果は現れます。マイナスの言葉を言うとパワーが弱まり、プラスの言葉を言うとパワーが強まるのです。言葉が、自分のパワーや状態にどのような影響を与えているのかを知って言葉を選ぶことが大切なのです。
感情も身体の状態も結果も、状況が引き起こすのではなく、そのときの心の声でもある考え方が引き起こしているのです。ですから、心の声をプラスに切り替えるだけでも状態や結果を変えていくことができるのです。プラスの言葉のストックを持つこと、自分にとってパワーが湧いてくる言葉を知っていると本来の実力を発揮できるようになるのです。
プラスに作用するものは、「やればできる」「可能性は充分ある」「人は成長する」「できるようになる」「~しても大丈夫」という言葉です。マイナスに作用するものは、「どうせできない」「やっても無駄」「経験がないと難しい」「人生うまくいかないものだ」というような言葉です。
研修のなかで引用した詩をここに紹介します。

負けると思ったらあなたは負ける
負けてなるものかと思えば負けない
勝ちたいと思っても、勝てないのではないかなと思ってしまったら、あなたは勝てない
負けるのじゃないかなと思ったら、あなたはもう負けている
というのも、成功は人の考えから始まるからだ
すべてはあなたの心の状態によって決まるのだ
自信がなければあなたは負ける
上に登りつめるには高揚した精神が必要だ
何かに勝つためには自信が必要だ
人生の戦いに勝つのは、必ずしも最も強くて、
最もすばしっこい人ではない
最終的に勝利を収めるのは、「私はできる」と思っている人なのだ

出典)『思考は現実化する』ナポレオン・ヒル著


言葉が変わると感情が変わる!感情が変わると行動が変わる!行動が変わると習慣が変わる!習慣が変わると人生が変わる!言葉を選んで望む未来を手に入れよう!

目標と目的はどちらも大切

みなさんは、目的と目標の違いをご存知ですか?目標というのは、数字に置き換えられるマイルストーンのようなもので、達成可能なものです。みなさんでいえば、予算が目標かもしれませんね。それに比べて、目的とは追求し続けるもののことです。そして、目標と目的はどちらも大事なのだとつるちゃんが言っていました。目標だけで目的が見えなくなることが多いけれど、目標だけでは人は虚しくなるそうです。だから、みなさんももう1回、自分自身の目的を確認してみませんか?2年目の研修では、次のような質問を使って自分の目的を確認しました。


① どうしてこの会社に入りましたか?

② この仕事で嬉しかったことは何ですか?

③ この仕事で成長したことは何ですか?

④ 次の1年でどうなっていたいですか?

⑤ この1年で達成したい目標は何ですか?

⑥ この目標を達成すると、何を得ることができますか?

⑦ そのために何をしますか?


みなさんが、入社何年目であったとしても、これらの質問がみなさんが本当に求めている答えを引き出して、そして充実して働ける状態に導いてくれるのではないかと思います。

私もこの質問を自分にしてみました。私がミキハウスに入社した理由は、ミキハウスから世界中を幸せにしたいという想いがあったことを思い出しました。そして、今もその気持ちが変わらないので、ミキハウスから幸せを発信していくためには、ミキハウスで働く人たちに幸せになってほしいと思っていて、そのために、できれば年間10回ぐらいはミキハウスで研修させていただきたいし、できれば百貨店でも研修をしていきたいと思っていることに気がつきました。みなさんは、どんな発見がありましたか?

研修では、自分から出てきた答えを2人組になって聞きあうことをしました。聞く人は、相手が嬉しくなるような聞き方を工夫して聞いてもらいました。その結果、全員が自分の考えを話して聞いて嬉しくなるという体験をしました。お客様とのコミュニケーションでも一番大切なのは相手が嬉しくなる聴き方をすることです。ミキハウスの商品は、誰から買うのかで、付加価値が大きく違うことになります。嬉しくなるコミュニケーションができれば、お客様にとっての価値はどんどん上がります。その意味でみなさんは素晴らしい実力をすでに持っているということになりますね。
それから、つるちゃん語録に、『山の住人と谷の住人』『天国体質』という言葉があります。人は誰でも山あり谷ありだけれども、山の住人は、谷に来たときに「次に山にいったときの話のネタにしよう」と考え、谷の住人が山に来たときには「そんなにいいことが続くはずがない」と考えるというのです。『天国体質』は嬉しいことと辛いことの嬉しいことのほうにフォーカスする人のことだそうですが、仕事の嬉しかったことや成長できたことにフォーカスすることで、天国体質を身につけて山の住人になることもできます。

「1人はみんなのために。みんなは1人のために。」私の好きな言葉ですが、人が一番力を発揮できるのは、応援する仲間が支えてくれるときなのです。応援しあう仲間は自分から働きかけてつくることができます。相手の話を応援するつもりで聞くことで、応援し合う仲間ができるのです。つるちゃんの話に、「『仕事場の雰囲気が悪いからイヤだ』という人がいるが、仕事場の雰囲気は自分でつくっているて、自分が率先して何か働きかけて雰囲気を良くしていける人は、どこに行っても幸せになれる人だ」と言っていました。どこにいようとも、幸せでいることもできれば、相手や職場のせいにして文句を言い続けることもできるのです。だから自分から目の前の人を応援して、自らいい雰囲気をつくってより幸せな職場にしていきましょう。行き先を間違うと違うところに到達してしまうので、何度でも自分に質問しながら方向確認して幸せの方向に進んでいってください。みなさまの幸せを願っています。

本当に求めていた答えとは?

みなさんは、悩みを抱えたときどのようにしていますか?
問題解決方法を考えても、考えが堂々巡りしてしまいいい解決策が見つからないということはありませんか?誰かに相談したいのだけれども、誰なら話を聴いてくれそうかわからなかったり、欲しいアドバイスをくれそうな相手がなかなか身近にいない場合もありますし、人には言いにくい悩みだってあると思います。そんなときに、10分で解決できる方法があったら、みなさんはどのような場面で使いたいでしょうか?悩みを抱えてお店に立つのと、悩みを解決してお店に立つのではお客様に与える影響も違いますから、問題解決技法を身につけておくことはとても大きな意味があります。
今回は、パペットを使って『自分が本当に求めている答え』を見つける方法をご紹介します。この方法を1度体験して身につけると、一生分の問題を短時間で解決できるようになります。


【パペットを使った問題解決のエクササイズ】

① まず、パペットを用意しましよう
靴下などを活用して丸シールに目を描いて貼ると簡単にパペットをつくることができます。パペットは左手にはめてください。右手と左手では出てくる答えが変わります。左手のほうがより自分にとって必要な答えが出てくるようです。

② パペットに名前をつけましょう
パペットは自分の1部分です。名前やニックネームをつけることによって別人格と見立てて、必要なメッセージをもらいやすくなります。

③ パペットと仲良くなりましょう
パペットと仲良くなるために、パペットと向き合って自由に対話してみてください。

④ パペットに悩みを代弁してもらいましょう
解決したい問題を1つ選んで、その問題についてパペットの口に思いを語ってもらいます。そして、その言葉を受け取ります。パペットの口を借りることによって、客観的な視点が手に入り、また自分の気持ちを受容することができます。話すことは手放すことにもなるので、心の中にたまっていたモヤモヤを手放すこともできます。

⑤  「本当はどうしたいの?」と聞いてみましょう
充分悩みを受け取ったら、「本当はどうしたいの?」とパペットに聞いてみましょう。本当はどうしたいのか、今までは気がついていなかった自分の深い要求に気づくことができます。

⑥ 本当に欲しい結果を得るために、今とは別の方法を3つ以上パペットと一緒に考えてみましょう
パペットは無限の叡智とつながっていますから、パペットを信用して自分の中のひらめきに注意を集中します。どんな小さなことでも、ここでは受け取りましょう。その方法を選ぶかどうかは次のステップで行いますから、ここではどんどんアイデアを出してください。

⑦ 考え出した方法を1つずつ検証して、どの方法をやってみるか選びましょう
⑥で出したアイデアを、イメージの中でうまくいくかどうか1つずつ検証します。
アイデアすべてが却下された場合は、⑥に戻って新たに3つ以上方法を考えてみてから同じように選んでみてください。

⑧ その方法を選んだとき、未来はどのように変わりそうですか?
1つでも2つでも自分の選んだ方法を試している未来の自分をイメージしてみてください。そして、未来がどのように変わっているのかを確認してみましょう。

 私は、この方法を子どもから大人までを対象にワークショップの中で実践していただいていますが、多くの人たちが自分に必要な答えを導き出しているところを見てきました。みなさんも是非試してみてくださいね。
パペットカウンセリングをもっと知りたい方は、ハッピーパペットのHPをご覧下さい。

この方法を活用することは、心を育てるという意味があります。悩んだときに、本当はどうしたいのかを考えたり、本当に欲しい結果を得るためにどのような方法が他にはあるのかを考えてみるということは、問題解決力を育むことになるからです。自分自身のためにも、子どもたちのためにも、お母さんたちのためにも活用していただけると嬉しいです。

5回の連載と11回の講演を通して、私がみなさんに本当にお伝えしたかったことは、『みなさんの中にはすでに素晴らしい可能性があって、その可能性を発揮できるようになるかどうかは、自分の可能性を信じることができるかどうかにかかっている』ということなのです。1回目の連載でつるちゃんのお話を紹介したのを覚えていますか?つるちゃんが次々と奇跡を起こすために活用していたことは、『自分の可能性を信じる』ということだったのです。自分に奇跡を起こすためには、自分を信じることが必要不可欠なのです。欲しい答えはいつでも自分の中に必ずあります。パペットはどんなときも、自分にとって必要な答えを導き出してくれます。そんな素晴らしいパペットを多くの人の笑顔を応援するためにも活用していただけたら幸いです。連載を読んでくださいました皆様と、このような機会を与えてくださいました皆様に心から感謝しています。みなさまの活躍やパペットを使った幸せの輪を広げる活動のエピソードを聞かせていただくのを楽しみにしています。

心のポジション

前回に続きまして夢を実現する方法とコミュニケーションの達人になる極意をお届けしたいと思います。

1回目に伝説のFAつるちゃんのエピソードを紹介しましたが、つるちゃんがなぜ人の20倍売れたのかを心の面から理解することができます。

みなさんは、「自分は正しいけど、相手が間違っている」と思ったときはありませんか?
「みんなはすごいのに、自分だけができない」と情けない気持ちになったことはありませんか?
「自分もダメだけどみんなもダメ、もう全てがダメ」と絶望を感じたときはありませんか?
「あの人素晴らしいし、なんだか自分もいい感じ」と嬉しくなったときはありませんか?
自分では気づいていませんが、私たちは誰でも目に見えない心のポジションが4つ(図参照)あって、状況や相手が変わるたびに、この4つのポジションを行ったり来たりしているのです。そして、どのポジションに自分がいるのかで、コミュニケーションの結果も、夢の実現の結果も大きく変わってくるのです。メラビアンの法則には、言語で相手に伝わる割合は7%で、言語以外(表情やボディーランゲージや声のトーンなど)で伝わる割合が93%だと言われていますが、この93%の元になっているのが、心の4つのポジションであるとも言えるのです。それなのに「何という言葉で伝えようか?」と考えたことはあっても、「どのポジションで伝えようか?」と考えたことはないと思います。でも、どのポジションで向き合うかのほうが、重要だということみなさんにも理解できますよね。

つるちゃんは、どのポジションにいたから20倍も売れたのでしょうか?つるちゃんは、どのポジションにいるから夢が実現していくのでしょうか?つるちゃんは全てのお客さんを好きになることを決めていましたから、相手を認めていました。そして、つるちゃんは自分のことも認めていましたから、OKOKポジションでいる時間が長かったのです。その結果、生産的な考え方で生産的な時間の使い方をすることができて服も売れて、充実感、達成感、喜びを感じ、お客様やスタッフとも喜びを分かち合うことができたのではないでしょうか。
心のポジションは、4つのポジションがあると知った瞬間から自分の意思で切り替えることができます。そして、切り替えた瞬間からみなさんは人間関係も、自分との関係も、夢を実現するスピードも劇的に変化することができるようになります。

心のポジションと関連して、未来時間イメージレベルというものも紹介しましょう。
みなさんは未来をイメージしたときに、どんな気持ちで未来を考えるでしょうか?「したくないけどしなくてはいけないからする」という気持ちになったことはありませんか?このような気持ちのときは、義務や必要で考えているレベル1にいることになります。連載の1回目の手の振りの実験で体験したように、このレベルで行動に移すと、内面と反するので行動が制限されます。
みなさんは「~したい。でも無理かも」という気持ちになったことはありませんか?この状態がレベル2なのです。「~したい」という状態は2回目の手の振りで体験していただきましたが、「でも無理」というあきらめの気持ちが入ると、やはり行動が制限されてしまいます。
「きっと実現するに違いない」と確信できたことはありませんか?この状態がレベル3になります。実現を確信しているので実現することを前提に行動することができますので、本当に実現する可能性が高くなっていきます。
どのレベルにいたとしても、気がついたら自分でレベルを切り替えていくことができるよになります。
「実現したい夢が見つかったとき、その夢を実現する能力を持っている」という言葉に出会った瞬間から、私の夢も実現しはじめました。今度はみなさんが夢を実現していく番です。みなさんなら、この魔法を使ってどのような夢を実現したいでしょうか?みなさんの夢の実現を心から応援しています。

ビジネス連載 2回目

前回は、手を振る実験を紹介しましたが、今回は歩く実験を紹介します。
2人組になって、1人は最初に『ただなんとなく歩きます』もう1人は、歩く途中に立って歩くのを妨害します。2回目の歩きでは、『歩く先に自分の輝かしい未来が待っているところをイメージしてそれに向かって歩きます』もう1人は、先ほどと同じように歩く途中に立って歩くのを妨害します。そこまでできたら役割チェンジして同じように実験し、1回目の歩きと2回目の歩きの違いについて話し合います。

皆さんはどんな違いがあると思いますか?この実験も、私が全国の子どもたちから大人たちに行っている実験で、ほぼ100%違いが確認できる実験です。
1回目の歩きでは、歩くスピードもゆっくりで妨害されたら立ち止まってしまう人も多いのですが、2回目の歩きでは、歩くスピードが速くなり、妨害されたとしても何としても突破して前に進みたいし、妨害があまり気にならなくなります。
この歩きを日常に置き換えて考えてみましょう。皆さんは、日頃どちらのように過ごしているのでしょうか?
ただなんとなく毎日を過ごしているのか、自分の手に入れたい目標をありありとイメージしながら生活しているのかの違いが、この2つの歩きの違いなのです。そして、手の妨害が日々の障害やストレスです。生きていくということは日々いろいろな問題に遭遇するということでもあります。それらの問題をどのくらいストレスに感じるのかどうかは、自分の手にしたいビジョンが明確であるかどうかに大きく関わっているということなのです。
そして、自分が手にしたい輝かしいビジョンは自分にしか見つけることができません。誰かが与えてくれるものではないのです。
9回の講演では、この輝かしい自分が求めているビジョンを見つける実習も行いました。
「あなたがその仕事をするということは、あなたにとってどのような意味と価値がありますか?」という質問を相手にしてもらうのです。もちろんそんなことを今まで考えたことがある人はほとんどいないので、最初は難しい感じがするのですが、私たちの脳は、質問されるとその答えを見つけようとしますので、何かしら浮かんでくるのです。しかも、数ある仕事の中からこの会社でこの仕事をすることを選んでいますから、見つけようとすれば何かが出てきます。例えば、「自分も成長するということ」「生きていくということ」などというものがそれぞれ出てきます。そして、出てきた答えを使ってさらに質問を続けていきます。「○○(自分も成長する)ということは、あなたにとってどのような意味や価値がありますか?」と相手が答えたことを○○に入れて聞いていくのです。さらに答えが出てきます。これをどんどん繰り返していくと、今まで自分では気づいていなかった自分がこの仕事をする意味や価値がどんどん自分から引き出されていき、自分で自覚していくことができる深い実習なのです。
皆さんの感想には、「自分でも気づいていなかった仕事の意味と価値を確認できた」という感想が沢山ありました。
自分にとっての意味と価値に気づきながら仕事をするのと、そんなことには気づかないでただ仕事をするのでは、毎日の充実度や幸せ度が大きく変わってくるのです。

旅人の話をしましょう。ある旅人が旅の途中で石を積んでいる職人に出会います。「何をしているんですか?」と旅人が尋ねると、「見て分からんかね。石を積んでいるんだよ。」と応えます。また少し歩いていくと、同じように石を積んでいる職人に出会います。旅人はまた「何をしているんですか?」と尋ねます。「見てわからんかね。塀をつくっているんだよ。」と応えます。また少し歩いていくと、同じように石を積んでいる職人がいるので、「何をしているんですか?」と尋ねます。すると、今度は、「私は人々が幸せになる場所である教会をつくっています。」と応えます。
実は、この3人の職人は同じ教会をつくっていたのです。旅人は教会の周りをぐるっと回りながら同じ作業をしている3人に聞いていたのです。でも、3人の応えは違いましたね。同じ作業をしているのに、意識を置いているところが違ったわけです。1人目は「石を積んでいることに」2人目は「塀をつくることに」3人目は「人を幸せにする場所をつくることに」意識を向けながら同じ作業をしていました。どこに意識を持って作業をすることもできるわけです。
私たちの仕事も同じことが言えます。「服を売る」ことに意識を向けることも、「営業成績に意識を向けることも」「その先にあるもっと素晴らしいものに意識を向けることも」できるわけです。どこに意識を向けるのかで、仕事へのモチベーションが変わってくると思いませんか?
そして、自分にとってこの仕事をすることの意味と価値が、3人目の職人がフォーカスしていたことと同じであり、歩く実験で自分にとっての輝かしいビジョンでもあるのです。

大切な皆さんにこのことに気づいていただけたら私は幸せです。次回はコミュニケーションで最も大切なことをお伝えしたいと思います。

ビジネス連載 1回目

まずお話したいことは、伝説のFAである友人『つるちゃん』の話です。つるちゃんの伝説の1つは、人の20倍の売り上げていたことなのです。どうやって人の20倍の売り上げを出していたのかというと、つるちゃんが言うには、フォーカスが人とは違うというのです。何にフォーカスしていたのかというと、すべてのお客様を好きになること。大好きになったお客様を幸せにして帰すということなのです。人は好きになられると、自分の居場所ができるそうです。お客様の居場所をつくり、そして、お客様にとっての本番を共有することだと言っていました。お客様にとって商品を購入するときが本番なのではなく、商品を着て、どのようなシーンでどのような幸せを感じたいのかを一緒に映像で見られるような会話をするそうです。例えばお客様が子どもの入園式で着る服をお探しなら、お客様がその服を着て満面の笑みで家族と幼稚園の門の前でお写真を撮っている姿を一緒に思い描いて、幸せを共有してお客様の幸せをもっともっと膨らましていき、幸せのかけらとして商品をお持ち帰りいただくのです。そうすると、お客様はただの洋服を買ったのではなくて、お客様の望む幸せをつるちゃんと一緒に共有し、HAPPYな時間を楽しんで帰られるそうです。そこにフォーカスすると、売り上げにフォーカスするよりも売れたということをつるちゃんが教えてくれました。

私が、この話を皆さんにお伝えしたのは、売り上げに負われて苦しみながら仕事をするのではなくて、視点を変えることで、お客様を幸せにすることを楽しみながらその結果として、売り上げもついてくるようなそんな仕事をしていただけたらいいなという想いからです。つるちゃんの伝説はまだまだありますので、また別の機会に紹介しましょう。

次にお伝えしたいことは、気持ちの違いが気づかないところで自分にどのような影響を及ぼしているのかということです。講演では2人組になって実験をしてもらいました。1人が『振りたくないけど振らなくてはいけないから手を振る』という気持ちで両手を横に振ります。もう1人は、どのような様子で振っているのかを向き合って両手をつなぎながら観察するのです。今度は、『振りたいから振る』という気持ちで同じように両手を振ります。もう1人は同じように向き合って観察します。役割交代して同じように実験した後、1回目の振りと2回目の振りはどこが違ったのかを話し合います。

(イラスト)

皆さんはどんな違いがあると思いますか?この実験は、私が全国の子どもたちから大人たちに行っている実験ですが、ほぼ100%違いが確認できる実験です。
1回目の振りでは、ふり幅は小さく、硬くてぎこちない振りになり表情もこわばっています。2回目の振りでは、ふり幅は大きくて、リズミカルに笑顔で楽しい振りになります。そして、この手の振りを日常に置き換えます。子どもたちなら、勉強や練習をどちらの気持ちでやっているのか?どちらの気持ちで取り組んだほうが成果があがりそうか?成果を上げている人たちはどちらの気持ちで取り組んでいるのかと聞きます。もちろん、私たちなら日頃の仕事や家事や育児に置き換えることができます。どちらの気持ちでやっていることが多いかということです。どんな人でも日常の約80%は作業になります。その80%をどちらの気持ちで取り組むかで、大きな違いが生じると思いませんか?
私がこの実験を皆さんに体験してもらいながら伝えたかったことは、自分の意思で気持ちを切り替えることができて、その切り替えができると、毎日の楽しさが変わってくるということです。『会社が売れと言っているから売る』と思うと、1回目の振りのように仕事は辛いものになるでしょう。でも同じ作業をするにも気持ちの切り替え1つで、2回目の振りのように楽しくて周りの人たちにまで楽しさが広がっていくぐらいのパワーに切り替えていくことができるのです。
どんなことでも楽しむことができれば、人生何が起きても怖くはありません。ミキハウスは私の家族です。大切な家族の皆様に、有意義な人生の時間を過ごして欲しいという願いを込めてこの体験を共有させていただきました。
次回は、自分にとっての仕事の意味と価値を探求する方法をご紹介したいと思います。

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